米オキシデンタル、CEO報酬・従業員給与をカット 原油安で

Reuters

発行済 2020年03月25日 15:36

[ヒューストン 24日 ロイター] - 米エネルギー大手オキシデンタル・ペトロリアム (N:OXY)は、エネルギー価格が急落する中で現金を確保するため、従業員の給与を最大30%カットするほか、最高経営責任者(CEO)の報酬も大幅に削減する。ロイターが確認した内部メモで明らかになった。

新型コロナウイルスの感染拡大によって需要が落ち込んだうえ、サウジアラビアとロシアの協調減産交渉が決裂したことも重なり、国際原油価格は1月以降、約6割急落している。

オキシデンタルは、石油・ガス開発大手アナダルコ・ペトロリアム買収に伴って引き継いだ380億ドルの債務を早期に圧縮するため、費用の削減や減配、人員削減や資産売却を進めてきた。

アジア時間25日午前の取引で北海ブレント先物 (LCOc1)は1バレル=27.64ドルで取引されている。オキシデンタルが最近、費用を賄うために必要だと指摘していた水準を下回っている。