米エクソン、今年の投資30%縮小 配当金は変更せず

Reuters

発行済 2020年04月07日 22:30

[ヒューストン 7日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービル (N:XOM)は7日、シェールオイル、液化天然ガス、深海油田などに対する複数年の投資計画を削減すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で世界的な原油需要が減少し原油価格が下落する中、今年の設備投資は30%縮小する。ただ注目されていた配当金については新たな措置は取らなかった。

エクソンモービルは前月、設備投資を「大幅に」縮小すると表明。この日、2020年の設備投資は230億ドルになるとし、必要に応じて一段の縮小が実施される可能性があると示唆した。当初の設備投資計画は最大330億ドル。19年は260億ドルだった。

配当金については新たな措置は取らなかった。昨年は148億ドルの配当金を支払っている。

エクソンモービルは向こう数年間で300億─350億ドルの設備投資を予定していたが、ウッズ最高経営責任者(CEO)は21年の設備投資も縮小される可能性があると述べた。