[ワシントン 7日 ロイター] - 米エネルギー省は7日、国内の原油生産は日量約200万バレル減少するとの見通しを示した。原油価格下落の影響を受け、石油各社は事業縮小を余儀なくされている。
エネルギー省は、エネルギー情報局(EIA)のリポートについて言及し、「民間部門と自由市場原理が、こうした減産を招いている」と指摘した。
サウジアラビアとロシアなど主要産油国は9日、世界石油市場の安定に関する協議を行う。これら主要産油国は、新型コロナウイルスの感染拡大で下落している原油価格を下支えるための一段の減産には、米国が参加した場合にしか合意できないとの見方を示している。
新型コロナの感染拡大により、世界市場が打撃を受ける中、EIAは、2020年の米原油生産は日量47万バレル減、需要は同約130万バレル減との見通しを示した。 また、21年の原油生産は日量73万バレル減の1103万バレルと予想。前回予想は、33万バレル減としていた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200408T005250+0000