チェサピークの破綻、米石油関連サービス企業に打撃及ぼす恐れ

Reuters

発行済 2020年06月29日 13:45

[ヒューストン 28日 ロイター] - エネルギー業界アナリストなどによると、米シェール開発大手のチェサピーク・エナジー (N:CHK)の経営破綻は、原油価格の急落で既に収益が悪化している大手エネルギーサービス会社やパイプライン運営会社に追い打ちを加えることになりそうだ。

チェサピークは28日、連邦破産法11条の適用を申請した。ここ数年で経営破綻した米石油・ガス開発企業の中では最大規模。

エネルギー情報会社イースト・デーリー・キャピタルのシニアディレクター、ライアン・スミス氏によれば、天然ガスパイプライン運営大手ウィリアムズ (N:WMB)や石油パイプライン大手エナジー・トランスファー (N:ET)、エネルギーサービス大手クレストウッド・エクイティ・パートナーズ (N:CEQP)はチェサピークと契約を結んでいるが、料金の引き下げなどを迫られている。

クレストウッドはコメントを控えた。エナジー・トランスファーは取材の要請に回答していない。