米シティのコモディティ事業、相場乱高下で第1四半期収入が過去最高

Reuters

発行済 2020年07月03日 14:36

[ロンドン 3日 ロイター] - 米金融大手シティグループ (N:C)の幹部は、同社のコモディティ(商品)事業の収入が第1・四半期は過去最高になったと明らかにした。新型コロナウイルスの世界的大流行を背景に原油などの商品相場が乱高下したことが増収につながった。

同事業のグローバル責任者、ホセ・コゴジュード氏はまた、最近の商品取引は落ち着きを取り戻したが、工業用金属を裏付けとする資金調達など、仕組み商品への関心はなお高いと語った。

同氏はオンラインセミナーで「第1・四半期に顧客の活動が過去最高水準となり、4月も続いた」と述べた。ただ、数字は示さなかった。

同社の広報担当者は、コゴジュード氏は第1・四半期のコモディティー関連収入の過去最高更新に言及していたと確認した。