米ダコタ・パイプライン停止命令、大口出資者が数億ドル支払いも

Reuters

発行済 2020年07月07日 15:40

[ボストン/デンバー 6日 ロイター] - 米シェール産地とメキシコ湾を結ぶ石油パイプライン「ダコタ・アクセス・パイプライン」に稼働停止命令が出されたことを受け、米独立系製油会社フィリップス66 (N:PSX)など同パイプラインへの大口出資者は数億ドル規模の支払いを求められる可能性がある。

既出米首都ワシントンの連邦地裁は6日、シェール産地のノースダコタ州バッケンと中西部およびメキシコ湾岸を結ぶ「ダコタ・アクセス・パイプライン」を30日以内に稼働を停止するよう、運営会社のエナジー・トランスファー (N:ET)に命令。エナジー・トランスファーにパイプライン工事と運営を認めた際に条件付けた、陸軍工兵隊によるルート上の先住民居住地域の環境影響評価(アセスメント)が不十分で、環境汚染の懸念があると説明した。