大手機関投資家、科学的な温暖化ガス排出削減目標を企業に要請

Reuters

発行済 2020年10月13日 14:31

[ロンドン 13日 ロイター] - AXAグループや日興アセットマネジメントなど世界の大手機関投資家137社は共同で、温暖化ガス排出量の多い1800社に対し、今世紀半ばまでの排出量差し引きゼロ達成に向け、科学的根拠に基づく排出量削減目標を設定するよう求めた。参加する投資家の運用資産総額は約20兆ドルに上る。非営利団体のCDPが取りまとめた。

多くの企業が2015年に合意したパリ協定に賛同しているが、すべての企業がその達成方法を明確にしているわけではない。

そこで機関投資家らは、排出量の差し引きゼロ達成に向け企業がそれぞれ工程表を策定し、それが科学的かつ客観的な検証に裏付けられているか確認することが必要と提言した。