原油先物は小幅高、中国GDP統計を控え

Reuters

発行済 2020年10月19日 10:35

[シンガポール 19日 ロイター] - アジア時間の原油先物相場は、中国の国内総生産(GDP)統計発表を控えて小幅高。統計では中国経済の回復が示されるとみられている。

ただ、新型コロナウイルスの再流行に伴う消費の低迷や、原油供給の拡大に対する懸念は根強い。

0018GMT(日本時間午前9時18分)現在、北海ブレント原油先物12月限は0.04ドル高の1バレル=42.97ドル。

WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物11月限は0.02ドル高の40.90ドル。11月限は20日に期日を迎える。

中国は0200GMT(日本時間午前11時)に第3・四半期のGDP統計を発表する。市場予想は前年比5.2%増。

ただ、第4・四半期の中国の原油輸入は、高水準の在庫と独立系製油業者に対する輸入割り当ての制限を背景に、低迷するとみられている。