シノペック、第3四半期は過去最高益 精製マージン上昇や資産分離で

Reuters

発行済 2020年10月29日 14:15

[北京/シンガポール 29日 ロイター] - 中国石油化工(シノペック) (SS:600028) (HK:0386)が発表した第3・四半期決算は、精製マージンの上昇やパイプライン資産の分離に伴う利益が寄与し、四半期として過去最高益を記録した。

第3・四半期の純利益は463億9000万元(69億2000万ドル)と、前年同期から約4倍に増加。四半期の利益としては、リフィニティブ・エイコンのデータで遡れる2003年以降で最高となった。今年上半期は純損益が赤字となっていた。

第3・四半期は、中国南部の製油所で稼働を開始したことを受け、製油所の原油処理量が前年比約2%増の6350万トン(日量504万バレル)となった。

精製マージンは1バレル当たり9.80ドルと、前年比68%上昇した。