原油先物が小幅高に転じる、欧州再ロックダウンによる需要懸念残る

Reuters

発行済 2021年03月19日 11:06

更新済 2021年03月19日 12:27

[東京 19日 ロイター] - アジア時間の原油先物価格は小幅な上昇に転じた。ただ、欧州で新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が再び導入されたことを受け、燃料需要の回復期待は薄れており、週間では8%超の大幅下落となっている。

前日は昨年夏以降で最大の下落となった。

0233GMT(日本時間午前11時33分)時点で、米WTI先物は0.10ドル(0.2%)高の1バレル=60.10ドル。北海ブレント先物も0.18ドル(0.3%)高の63.46ドル。

欧州の一部主要国では、新規感染者が再び増加したためロックダウンが再導入されている。一方で、英製薬大手アストラゼネカ製ワクチンの副反応を巡る懸念から、接種ペースが鈍化している。