原油先物は上昇、ドル安と米原油在庫の減少予想で

Reuters

発行済 2021年04月20日 12:16

[シンガポール 20日 ロイター] - 原油先物はアジア時間20日の取引で上昇。ドル安や米国の原油在庫が減少したとの予想が相場を支援した。ただ、アジアでの新型コロナウイルス感染者増加によって上値は抑えられた。

0157GMT(日本時間午前10時57分)時点で北海ブレント先物は0.29ドル(0.4%)高の1バレル=67.33ドル。

米WTI先物は20日が取引最終日の5月限が0.19ドル(0.3%)高の63.57ドル。中心限月の6月限は0.28ドル(0.4%)高の63.71ドル。

INGエコノミクスは顧客向けノートで「一部地域の石油需要に懸念があるが、ドル安が引き続き相場を支援している」とした。

ドル指数は前日に6週間ぶりの安値を付けた。先週の米長期金利の急低下が背景にある。

また、ロイター調査によると、先週の米原油在庫は減少したと予想されており、これも原油の支援材料となっている。