ペルー大統領選、左派カスティジョ氏リード フジモリ氏敗北認めず

Reuters

発行済 2021年06月07日 10:17

更新済 2021年06月08日 11:09

[リマ/タカバンバ/チョタ(ペルー) 7日 ロイター] - 南米ペルーで6日に投票が行われた大統領選決選投票は、急進左派のペドロ・カスティジョ氏(51)が、アルベルト・フジモリ元大統領の長女で中道右派のケイコ・フジモリ氏(46)に対するリードを広げている。

ケイコ氏はまだ敗北を認めないとした上で、十分な証拠を示さずに「不正」を主張した。

選挙管理委員会によると、開票率約95%の段階で得票率はカスティジョ氏が50.3%、ケイコ氏が49.7%。カスティジョ氏は当初リードを許していたが、開票作業が進むにつれて農村部で票を伸ばしている。

ケイコ氏は記者会見で、カスティジョ氏の支持者が票を盗んでいるとするソーシャルメディアの動画を見せ、「国民の意思を拒否しようとする明確な意図がある」と非難した。

カスティジョ氏の政党「自由ペルー」はツイッターで、ケイコ氏の主張を否定した。