原油需要、22年後半に危機前の水準回復 価格70ドル超=石油大手

Reuters

発行済 2021年06月16日 04:51

[ロンドン 15日 ロイター] - 世界の大手石油取引会社によると、2022年後半には原油需要が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の水準に戻り、原油価格は1バレル=70ドル以上で推移する見通しだ。

石油商社世界最大手ビトルのラッセル・ハーディー最高経営責任者(CEO)はFTコモディティー・グローバル・サミット​で、米国がイラン核合意に復帰し、イランの原油輸出が再開されたとしても、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が供給面の規律を維持するとみられるため、原油価格は年内1バレル=70─80ドルで推移するだろうと述べた。