Reuters
発行済 2021年09月06日 11:48
更新済 2021年09月06日 13:19
[シンガポール 6日 ロイター] - 原油先物は6日のアジア時間で続落している。サウジアラビアが週末にアジア向け原油販売価格を引き下げ、世界の石油需要が十分に満たされている可能性を示唆したのを受け1%を超える下げとなっている。
0250GMT(日本時間午前11時50分)時点で北海ブレント先物11月限は0.90ドル(1.2%)安の1バレル=71.71ドル。米WTI先物10月限は0.84ドル(1.2%安)の68.45ドル。
サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコは5日、10月のアジア向けの原油販売価格を全ての油種で少なくとも1バレル=1ドル引き下げると顧客に通知した。ロイターがまとめたアジアの石油精製業者の予想よりも大幅な値下げだった。
エネルギー・アスペクツのアナリストは、アジア向け販売価格は需要鈍化と潜在的な供給拡大を示唆すると指摘した。
原油先物は先週末に予想より弱い内容の米雇用統計を受けて下落した。まだら模様の景気回復は、新型コロナウイルス感染再拡大で燃料需要が鈍る可能性を想起させた。
一方、米国でハリケーン「アイダ」の影響が長引き、石油供給の制約が続くとの不安が原油先物の下げ幅を限定的にした。
*内容を更新しました。
が書いた: Reuters
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