フランスが漁業権巡り対英制裁案、輸入品の審査強化など

Reuters

発行済 2021年10月28日 10:05

[パリ 27日 ロイター] - フランスは、欧州連合(EU)を離脱した英国と漁業権を巡り対立している問題について、十分な進展が見られない場合に11月2日に発動する可能性のある制裁措置のリストを公表した。電力供給の見直しを含め、既に制裁第2弾の検討に着手していることも明らかにした。

英政府は、仏政府による「脅しは遺憾で、現状に即していない」と表明。対応策を検討する前に、早急に説明を求める考えを示した。

仏海洋省と欧州問題担当省は共同で出した声明で、英国からの輸入品の通関と衛生上の審査を強化し、英国の漁船による仏国内の港の利用を制限するなどの措置を取る可能性があるとした。