Reuters
発行済 2021年11月22日 09:09
[メルボルン 22日 ロイター] - 週明け22日アジア時間の米原油先物は続落している。日本が週末、価格高騰の抑制に向け、石油の国家備蓄放出を検討していると表明したことが背景。
欧州での新型コロナウイルス感染拡大を受けて需要を巡る懸念も高まっている。
2327GMT(日本時間22日8時27分)時点で、米WTI原油先物は0.65ドル(0.9%)安の1バレル=75.25ドル。一時74.76ドルまで下げ、10月1日以来の安値を付けた。
前週末19日はWTI原油先物、北海ブレント先物ともに約3%下落していた。
日本の岸田文雄首相は20日、米国からの石油備蓄放出要請を受け、原油価格の高騰抑制に向け協力する用意があることを示唆した。
ただ、日本の法律では備蓄の利用は、供給の制約や自然災害が発生した場合に限られている。
岸田氏は記者団に対し、日本が米国や他の関係国と協調することを前提に、法的に何ができるか検討を進めていると明らかにした。
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