OPEC経済委員会、備蓄放出で来年初めの供給過剰予想=関係筋

Reuters

発行済 2021年11月25日 09:58

更新済 2021年11月26日 09:00

[ロンドン 24日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)の経済委員会は、原油消費国の石油備の放出により今後数カ月、世界的に原油余剰が拡大すると予想している。OPEC関係者が明らかにした。

OPEC経済委員会は、12月2日のOPEC加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の閣僚会合を前に会合を開いた。

関係筋によると、OPEC経済委員会は、消費国が表明した規模の放出を行えば、世界市場の供給過剰は日量110万バレル拡大し、供給過剰は12月に日量40万バレル、1月に同230万バレル、370万バレルになると見込んでいる。

OPEC経済委員会の見通しについてはブルームバーグが先に報じた。

バイデン米政権は23日、日本や中国、インド、韓国、英国と協調し、石油価格の抑制に向け、戦略石油備蓄を放出すると発表した。