原油先物は小幅安、来週のOPECプラス会合に注目

Reuters

発行済 2021年11月25日 12:17

[メルボルン 25日 ロイター] - 25日の原油先物は小幅安。主要消費国による石油備蓄放出に対する主要産油国の対応に注目が集まっている。

0201GMT(日本時間午前11時01分)時点で、米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は0.09ドル(0.1%)安の1バレル=78.30ドル。24日は0.11ドル安だった。

北海ブレント原油先物は0.05ドル安の1バレル=82.20ドル。24日は0.06ドル安だった。

フィッチのアナリスト、ジェイク・レイビー氏はノートで「戦略石油備蓄(SPR)の協調放出は関係国にとっては短期的な政治的勝利となるかもしれないが、原油ファンダメンタルズに持続的な影響があるとは見ていない」と指摘した。

アナリストらによると、米エネルギー情報局(EIA)の24日のデータではガソリンと留出油の在庫が予想以上に減少。一方、原油在庫は増加した。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、キエラン・トンプキンス氏はノートで「しかし、より大きな状況は石油製品需要が引き続き堅調で、タイト化する市場にさらなる圧力となっていることだ」と指摘した。