Reuters
発行済 2021年11月26日 11:23
更新済 2021年11月26日 13:19
[シンガポール 26日 ロイター] - 原油先物価格は26日のアジア時間の取引で1%超下落している。主要消費国の石油備蓄協調放出により第1・四半期に供給が過剰になるとの見方のほか、新型コロナウイルスの新たな変異株への懸念が高まった。
0327GMT(日本時間午後0時27分)時点で、北海ブレント先物は1.69ドル(2.1%)安の1バレル=80.53ドル。米WTI先物は2.04ドル(2.6%)安の1バレル=76.35ドル。
CMCマーケッツのアナリスト、ケルビン・ウォン氏によると、原油価格は新たな変異株拡大で行動制限が再導入され、需要が打撃を受けるのではないかという懸念から、他の金融市場に連動して下落した可能性が高いという。
バイデン米政権は23日、日本や中国、インド、韓国、英国と協調し、石油価格の抑制に向け、戦略石油備蓄を放出すると発表した。
関係筋によると、石油輸出国機構(OPEC)の経済委員会は、原油消費国の石油備の放出により今後数カ月、世界的に原油余剰が拡大すると予想している。
OPEC経済委員会は、消費国が表明した規模の放出を行えば、世界市場の供給過剰は日量110万バレル拡大し、供給過剰は12月に日量40万バレル、1月に同230万バレル、370万バレルになると見込んでいる。
が書いた: Reuters
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