石油備蓄放出、短期的な需給逼迫の対応手段=米エネルギー長官

Reuters

発行済 2021年12月01日 10:03

[ワシントン 30日 ロイター] - グランホルム米エネルギー長官は30日、緊急時に備えて米政府が保有している石油備蓄は異例の短期的な需給不一致に対応するため、政府が使用できる手段だという認識を示した。

ロイターのイベントの中で来週に公開予定のインタビューで述べた。

バイデン米大統領は先週、日本や中国、インドなどと協調し、石油価格の抑制に向けて戦略石油備蓄を放出すると発表。米国の放出量は5000万バレルで、石油会社への貸与と売却の形で実施するとした。

グランホルム長官は「こうした目的で(備蓄を)使用できると知っておくのは良いことだ」とし「われわれには、このような交換や売却を慎重かつ系統的に行う権限が法律によって備わっている」と述べた。