米地裁、メキシコ湾の石油リース権入札結果を無効に

Reuters

発行済 2022年01月28日 14:49

[27日 ロイター] - 米連邦地方裁判所は27日、メキシコ湾における石油・ガスのリース権を巡る入札結果を無効とする判断を示した。バイデン政権が気候変動への影響を適切に考慮していないと指摘した。

これにより米連邦政府の海洋掘削プログラムの将来が不透明になった。同プログラムは何十年にもわたって大きな歳入源となってきたが、環境への影響を懸念する活動家の怒りを買っていた。

エネルギー情報局(EIA)によると、メキシコ湾は既存の米石油生産量の15%、乾性天然ガス生産量の5%を占めている。

コロンビア特別区地裁のルドルフ・コントレラス判事は、昨年11月の入札でメキシコ湾の沖合約8000万エーカー(3740万ヘクタール)を提供した、海洋エネルギー管理局の「リースセール257」を無効とする判断を下した。