IAEA事務局長がウクライナ入り、原子力施設安全確保の支援へ

Reuters

発行済 2022年03月30日 07:36

[ウィーン 29日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は29日、ウクライナに入り、同国にある原子力施設の安全を確保するため、専門家や機材などの支援を行う取り組みを開始した。

ロシアによるウクライナ侵攻以来、グロッシ氏は両国に原子力施設の安全を維持する枠組みを構築する緊急協議を呼び掛けているが、今のところ何らかの合意や、両国とIAEAによる三者会談は成立していない。ロシア軍はウクライナ北部のチェルノブイリ原発や欧州最大級のザポロジエ原発を制圧している。