独首相、ガス決済にユーロかドル使用と表明 ロ大統領と電話会談

Reuters

発行済 2022年03月31日 01:14

更新済 2022年03月31日 06:37

[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツのショルツ首相が30日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、ロシア産天然ガスの代金支払いに引き続きユーロかドルを使用する意向を示したと独政府報道官が述べた。一方、プーチン大統領はショルツ首相に対し、欧州のパートナー国にとって何ら変更はないと述べたという。

独政府報道官によると、ショルツ首相はロシアからのエネルギー供給についてはユーロもしくは米ドルで支払いを行うという主要7カ国(G7)の合意にコミットメントすると表明した。

プーチン大統領はショルツ首相に対し、欧州のパートナー国にとって何ら変更はないと強調。代金は引き続きユーロで決済され、西側諸国の制裁の影響を受けていないガスプロムバンクに送金された後、ルーブルに換金されると説明したという。

報道官は「ショルツ首相はこの手続きについて同意しなかったものの、手順をより良く理解するために書面での情報を求めた」と明らかにした。