マクロン氏、石油ガス・石炭撤退を表明 左派取り込み狙う

Reuters

発行済 2022年04月17日 15:15

[マルセイユ 16日 ロイター] - フランス大統領選決選投票を24日に控え、中道派の現職マクロン大統領は16日、南部マルセイユで選挙集会を開き、エネルギー源としての石油・ガス、石炭の使用を停止する最初の国になると表明した。若者や環境問題への関心が高い有権者の取り込みを目指す。

マルセイユは10日の第1回投票で急進左派ジャンリュック・メランション氏(得票率約21%で3位)に投票した人が多かった。決選投票は左派票の取り込みが鍵になる見通し。

マクロン氏は、次期政権では首相が環境政策を直接担当するとし、「フランスをガス、石油、石炭から撤退する最初の偉大な国にすることが首相の使命になる。これは実現可能であり、われわれは実行する」と表明した。