G7気候相会合、石炭の段階的廃止と電力脱炭素化を公約も=草案

Reuters

発行済 2022年05月25日 23:50

[ブリュッセル 25日 ロイター] - 25日に始まった主要7カ国(G7)気候・環境相会合で、2030年までに石炭燃料を段階的に廃止し、35年までに電力部門を脱炭素化する公約を出すことを検討する。ロイターが共同声明案で確認した。

会合は27日までベルリンで開催予定。

世界的なエネルギー価格の高騰と燃料供給への懸念に対する短期的な対応で、温室効果ガスの排出削減という長期的な取り組みが頓挫しないように公約で合意するのが狙いだ。

共同声明の草案には「われわれは30年を目標に国内の排出削減対策をしていない石炭火力発電と非産業用石炭熱源を段階的に廃止することを約束する」と記した。