OPECプラス、7月も小幅増産維持=関係筋

Reuters

発行済 2022年05月27日 00:27

[ロンドン/ドバイ 26日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は6月2日の閣僚級会合で、昨年の合意に基づき今年7月の原油生産目標を日量43万2000バレル引き上げることを決める方針だ。関係者6人がロイターに明らかにした。

高騰している原油価格を下げるため、より迅速な生産量引き上げを求める西側諸国に反抗する形となる。

西側諸国は経済成長を脅かす記録的なインフレに悩まされており、OPECプラスに対して増産を加速するよう繰り返し要請してきた。

これに対し、OPECプラスの加盟国は石油市場のバランスが取れており、最近の価格上昇はファンダメンタルズとは関係がないと主張。昨年7月の合意に基づき、記録的な減産を毎月、日量約40万バレルずつ緩和してきた。減産は9月末までに完全に解除する計画。