原油先物は需要懸念で下落、新たな対イラン制裁が下支え

Reuters

発行済 2022年06月17日 11:53

更新済 2022年06月17日 13:09

[シンガポール 17日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落した。各国の中央銀行が今週実施した利上げを受け、需要への懸念が強まった。ただ、新たな対イラン制裁が下値を支えている。

直近では、北海ブレント先物が0.47ドル(0.4%)安の1バレル=119.34ドル。米WTI先物は0.57ドル(0.5%)安の117.02ドル。

この水準で17日の清算を迎えると、北海ブレント先物は5週ぶり、WTI先物は8週ぶりの下落となる。

CMCマーケッツのアナリスト、ティナ・テン氏は「供給の引き締まりが続いているにもかかわらず、各中銀の利上げが原油相場を圧迫している」と述べた。