G7首脳会議、ロシア産石油価格の上限設定検討で合意

Reuters

発行済 2022年06月28日 19:32

更新済 2022年06月28日 23:54

[エルマウ(ドイツ) 28日 ロイター] - 主要7カ国(G7)首脳会議は、ウクライナに侵攻しているロシアの戦争資金を断つため、一定価格以上で売却されたロシア産石油の輸送禁止を検討することで合意した。

検討されているのはロシア産石油価格の上限設定と金融サービス、保険、石油貨物の輸送とを結びつける仕組みで、荷主や輸入業者はロシア産石油価格の上限設定を順守する場合にのみ、これらのサービスを受けることが可能になるという。

首脳宣言で「われわれは、同じ考えを持つすべての国々に、われわれの行動に加わることを検討するよう呼びかける」とした。

議長国ドイツのショルツ首相はG7閉幕後の記者会見で「ロシアのプーチン大統領が、自身のウクライナでの計画は成功しないと認めること以外に出口はない」と述べた。