エクアドル主要油種の輸出が停止、反政府デモ拡大で不可抗力宣言

Reuters

発行済 2022年06月30日 11:52

[キト/ヒューストン 29日 ロイター] - エクアドルの国営石油会社ペトロエクアドルは29日、反政府デモの拡大を背景としたフォース・マジュール(不可抗力)宣言により、エクアドルの主要油種「オリエンテ」の輸出が依然ストップしていると発表した。

少なくとも8人が死亡し、道路封鎖により食料や医薬品の不足が発生。この危機により、同国の主な収入源である石油の生産量は日量約23万4500バレルに半減した。また、政府は燃料価格の引き下げを迫られているが、デモ指導者は引き下げが不十分だとしている。