ウクライナ、ザポロジエ原発の非武装地帯化を提案

Reuters

発行済 2022年08月09日 00:13

[キーウ(キエフ)/モスクワ 8日 ロイター] - ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトムのペトロ・コティン総裁は8日、ウクライナ南東部のザポロジエ原子力発電所の安全性を確保するために、現地に平和維持チームを派遣するよう呼びかけた。

砲撃を受けているザポロジエ原発は欧州最大級の原発で、ロシアとウクライナの双方が相手側の攻撃と非難している。

コティン総裁はテレビ演説で、ザポロジエ原発を非武装地帯とするよう提案。「ザポロジエ原発に平和維持チームを派遣し、同チームに管理を移管する。ウクライナ側も管理することで、この問題は解決できる」と述べた。

同総裁によると、ザポロジエ原発には現在500人のロシア兵のほか、戦車や装甲歩兵車など50台の重機が配備されている。