米国務長官がキーウ訪問、中東欧諸国含む支援表明

Reuters

発行済 2022年09月09日 01:57

[キーウ(キエフ)/ジェシュフ(ポーランド) 8日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は8日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、ウクライナのほかロシアの脅威にさらされる中東欧諸国18カ国に対する22億ドルの支援を実施すると表明した。バイデン政権はこのうち約10億ドルをウクライナに振り向け、ウクライナ軍の南部と東部での攻勢を後押ししたい考え。

ブリンケン氏のキーウ訪問は2月のロシアによる侵攻開始以来2回目。ウクライナ軍が東部にあるウクライナ第2の都市ハリコフ周辺の地域をロシア軍から奪還するなど、反転攻勢を強める中での訪問となった。

ブリンケン氏はキーウの大統領府でゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナ軍の反転攻勢は効果を示しているとし、「極めて重要な時期」に今回ウクライナを訪問したと述べた。

これに対しゼレンスキー氏は、米国の支援がウクライナの領土奪還に役立っていると述べ、米国の「多大な支援」に謝意を表明。「米国がウクライナと共にあることを示す極めて重要なシグナルだ」と述べた。