ロシア産石油の価格上限設定で買い手に優位性=米高官

Reuters

発行済 2022年10月06日 01:12

[ロンドン 5日 ロイター] - 米財務省のハリス次官補(経済政策担当)は5日、主要7カ国(G7)が合意したロシア産石油への価格上限設定は買い手に価格低下の優位性を与えることになるとの見解を示した。

ロンドンで開かれたエネルギー・インテリジェンス・フォーラムで「上限価格以下で全く取引されないにしても、上限価格設定を成功させるのは可能だ。われわれが行ったことが輸入業者に可能な限りの割引となる優位性を提供するなら、それで全く問題ない」と言及。米国はロシア産原油の主要輸入国である中国、インドと「前向きな対話」をしてきたとしたほか、今後詳細を詰める価格上限はドル建てとし、企業の生産意欲を維持できる水準に設定すると説明した。