政府、ロシア産原油の価格上限設定を閣議了解 サハリン2は除外

Reuters

発行済 2022年12月05日 15:42

[東京 5日 ロイター] - 政府は5日、ロシア産原油の取引価格への上限設定を閣議了解した。5日以降、上限を超える価格で取引されるロシア産原油の輸入を承認制とする。サハリン2からの輸入に関しては、エネルギー安全保障の観点から対象外とする。

世界的なインフレ圧力に対処するほか、ロシアの収入源を絶つ狙いから、主要7カ国(G7)は今年9月、同制度を導入することで一致。G7とオーストラリア、欧州連合(EU)は今月2日、ロシア産原油の価格上限を1バレル=60ドルに設定することで合意した。