ロシア空軍2基地でウクライナのドローン攻撃、3人死亡=国防省

Reuters

発行済 2022年12月05日 23:47

更新済 2022年12月06日 11:55

[5日 ロイター] - ロシア国防省は5日、国内の空軍基地2カ所でウクライナのドローン攻撃があり、軍事要員3人が死亡したと発表した。その他4人が負傷したほか、航空機2機が軽い損傷を受けたという。

国防省は声明で、ウクライナ政府による妨害にもかかわらず、ロシア軍が同日にウクライナ軍やエネルギーインフラを攻撃したことを強調した。

ウクライナ各地では5日、ロシア軍による新たなミサイル攻撃があり、大規模な停電が発生。南東部ザポロジエ州では住宅にミサイルが撃ち込まれ、少なくとも2人が死亡した。

ロシア国防省の発表に先立ち、ロシア通信(RIA)は、モスクワの南東185キロに位置するリャザン州の空軍基地で燃料タンカーが爆発し、3人が死亡、6人が負傷したと報じていた。

また、サラトフ州知事は同州のエンゲルス空軍基地で「大きな衝撃音と閃光」があったとのソーシャルメディアの報告を認めた上で、対話アプリ「テレグラム」に「住宅エリアで緊急事態が発生したわけではない。民間インフラに被害はなかった」と投稿。「軍事施設での出来事に関する情報は法執行機関によって確認されている」とした。

エンゲルス基地はモスクワの南東約730キロに位置し、ロシアの空輸核戦力を収容する2つの戦略爆撃機基地の1つ。

リャザン州およびサラトフ州はともにウクライナから数百マイル離れている。

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