ロシア財政赤字、来年は2%の想定上回る可能性 価格上限が圧迫

Reuters

発行済 2022年12月27日 16:46

[モスクワ 27日 ロイター] - ロシアのシルアノフ財務相は、2023年の財政赤字が政府が想定する国内総生産(GDP)比2%を上回る可能性があると述べた。原油価格の上限設定が輸出収入を圧迫すると予想されるため。

ノバク副首相は先週、西側諸国による価格上限措置に対応し、23年初めに石油生産を5─7%削減する可能性があると述べた。

シルアノフ財務相は、減産規模に関係なく、歳出計画は堅持し、必要に応じて市場から資金を調達したり政府基金から拠出する見通しを示した。

「財政赤字が拡大する可能性はあるか、という問題は、歳入が計画を下回れば可能性はある。来年のリスクは何かというと、価格リスクと制約だ」と会見で述べた。