ネットゼロ達成へ242億ドル投資、風力や水素=インド石油ガス公社

Reuters

発行済 2023年08月30日 11:47

更新済 2023年08月30日 12:30

[ニューデリー 29日 ロイター] - インド政府系の石油天然ガス公社(ONGC)のシン会長は29日の株主会合で、2038年までにネットゼロ(炭素排出実質ゼロ)という目標を達成するため、クリーンエネルギー事業に2兆ルピー(241億7000万ドル)を投じる方針を示した。

インドの石油生産の約3分の2、ガス生産の約58%を担うONGCは、炭化水素の生産拡大に取り組み、クリーンエネルギー分野でも存在感を強めている。

世界の企業はネットゼロを目指し、炭素排出削減のために数十億ドル規模の投資を行っている。

シン会長は、30年には再生可能エネルギー保有容量を10ギガワット(GW)に増加させる考えを示し、それまでに1兆ルピーを投じると述べた。