石油・ガス会社の投資家、再生エネ移行加速へ減配容認も=調査

Reuters

発行済 2023年09月12日 16:14

Sabrina Valle

[ヒューストン 12日 ロイター] - デロイトの調査によると、石油・ガス会社の株式を大量保有する機関投資家は、企業側がクリーンエネルギー移行事業への投資を加速するために配当や自社株買いを減らしても受け入れる構えを見せている。

石油・ガス大手はエネルギー価格高を背景に株主還元を急速に増やしてきた。デロイトによると、2022年は配当と自社株買いを合わせた総還元利回りが8%となり、全産業の中で首位となった。

石油メジャーのエクソンモービル、シェブロン、BP、エクイノール、シェル、トタルエナジーズは昨年、配当と自社株買いの合計が過去最高の1100億ドルに上った。