Arathy Somasekhar
[ヒューストン 14日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約2%上昇し、年初来高値を更新した。経済成長鈍化や米国の原油在庫増に対する懸念が出ているものの、供給逼迫懸念が大きく意識されている。
清算値は、北海ブレント先物が1.82ドル(1.98%)高の1バレル=93.70ドル、米WTI先物が1.64ドル(1.85%)高の90.16ドル。
北海ブレントは一時93.89ドルと、2022年11月以来の高値を付けた。米WTIの清算値が90ドルを超えるのも22年11月以来初めて。
両先物ともテクニカル的に買われすぎの水準にある。
アゲイン・キャピタルのパートナー、ジョン・キルダフ氏は「ロシアとサウジアラビアは北半球の需要がピークを付ける冬季に向け、供給を大幅に制限するような行動をとっている」とし、「市場は供給状況について神経を尖らせている」と述べた。