Sudarshan Varadhan
[シンガポール 6日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は反発。ただ、金融引き締めの長期化で世界経済が減速し、燃料需要が落ち込むとの懸念が強まる中、週間では3月以来の大幅下落となる見通し。
北海ブレント先物は週初から11.8%、米WTI先物は約8.8%、それぞれ下落。いずれも先週は今年の高値を付けていた。
6日は0147GMT(日本時間午前10時47分)時点で北海ブレントが0.36ドル(0.4%)高の1バレル=84.43ドル。WTIは0.42ドル(0.5%)高の82.73ドルで、前日の2%安からやや値を戻した。
OANDAのアナリスト、エドワード・モヤ氏は「債券売りで世界経済を巡る懸念が広がった1週間を経て原油価格は安定しつつある」と指摘。「原油市場は短期的に逼迫が続く見込みで、3月以来最悪の週となったことで買いが戻りつつある」と述べた。
市場は6日発表の米雇用統計を注視している。