世銀、24年の原油価格下落を想定 中東紛争激化で急騰の可能性も

Reuters

発行済 2023年10月31日 00:48

David Lawder

[ワシントン 30日 ロイター] - 世界銀行は30日に発表した「一次産品市場の見通し」で、原油価格は第4・四半期の平均で1バレル=90ドルになる見込みだが、経済成長の鈍化が重要を後退させ2024年は平均81ドルまで下落するとの予想を示した。一方、中東での紛争が激化すれば原油価格が大幅に上昇する可能性があると警告した。

世銀は、イスラエルとイスラム組織ハマスの紛争開始以来、原油価格は約6%しか上昇しておらず、農産物や大半の金属、その他の一次産品価格は「わずかな変動にとどまっている」とした。