印、ベネズエラ産原油の購入再開 米国の制裁緩和で

Reuters

発行済 2023年12月04日 11:13

Nidhi Verma Marianna Parraga Florence Tan

[ニューデリー/ヒューストン/シンガポール 1日 ロイター] - 米国が10月、ベネズエラの石油・ガス部門に対する制裁を緩和したのを受け、インドの石油精製企業がベネズエラ産原油の購入を再開している。事情に詳しい複数の筋が明らかにした。

インドの大財閥リライアンス・インダストリーズのチームは4日からの週に、ベネズエラの国営石油会社PDVSA幹部らと直接購入について協議する予定だという。

貿易関係者5人によると、インドの精製企業3社が、ベネズエラ産原油、合計約400万バレルを2月渡しの契約で購入した。価格はDESベース(海上運賃や保険料などを売主側が負担する条件)で北海ブレント油をバレル当たり7.50─8ドル下回る水準。

1人の関係筋によると、リライアンスとPDVSAとの交渉では、インドによる原油購入と併せてインドからベネズエラへの燃料輸出について話し合われる見通しだ。