アンゴラのOPEC脱退、中国からの投資拡大に道

Reuters

発行済 2023年12月25日 12:31

Joe Cash

[北京 22日 ロイター] - アフリカ南部アンゴラが石油輸出国機構(OPEC)からの脱退を決めたことは、中国によるアンゴラへの投資拡大に道を開く可能性がある。両国は過去数十年にわたって関係を深めてきた。

アンゴラは21日、生産枠を巡る対立を理由に、1月1日をもってOPECから脱退すると発表した。

中国とアンゴラは今月、協力強化に向けた合意に調印したばかりだった。

石油が輸出の90%を占めるアンゴラは、経済多角化を模索すると同時に、収入を必要としている。

アントニオ外相は調印のために訪れた北京で、同国は石油依存から脱するために技術、熟練労働者、戦略的提携が重要だと認識していると述べ、コーヒー、電池、太陽エネルギーといった産業を中心に中国に投資拡大を要請した。