サウジの原油生産拡張停止、エネルギー移行が理由=担当相

Reuters

発行済 2024年02月13日 14:14

Yousef Saba Pesha Magid

[ダーラン(サウジアラビア) 12日 ロイター] - サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は12日、国有石油会社アラムコに原油生産能力の拡張停止を指示したことについて、エネルギー移行が理由だと述べた。生産余力は十分にあるとも指摘した。

サウジ政府は先月30日、アラムコに対し原油生産能力の拡張を停止し、持続的最大生産能力(MSC)を日量1200万バレルとするよう指示した。同社は2020年、27年の生産能力を日量1300万バレルにする目標を掲げていた。

同相はダーランで開催されたIPTC石油技術会議で「今回の投資延期はわれわれが移行を進めているためだ」とし、アラムコには石油、ガス、石油化学、再生可能エネルギーなどの分野で行うべき他の投資があると述べた。