ロシア、ザポロジエ原発攻撃を再度非難 ウクライナ関与否定

Reuters

発行済 2024年04月09日 02:07

更新済 2024年04月09日 03:18

Guy Faulconbridge

[モスクワ 8日 ロイター] - ロシアは8日、ウクライナ南部でロシア制圧下にあるザポロジエ原子力発電所をウクライナ軍がドローン(小型無人機)で攻撃したとし、欧州の核安全保障が危険にさらされていると改めて非難した。ウクライナは関与を否定している。

ザポロジエ原発を管理するロシアの当局者はロイターに対し、ウクライナが8日、自爆型ドローンで同原発を攻撃したと明らかにした。ドローンは原発の上空で撃墜され、6号機の建屋の屋根に落下したとした。

ロシア国営原子力企業ロスアトムは、ウクライナが7日にドローンで同原発を3回攻撃したと主張。ロシア大統領府はウクライナによるこうした攻撃は極めて重大な結果をもたらす恐れがあると非難している。    

ウクライナ情報機関の当局者は、ウクライナは攻撃に関与していないとし、ロシアによる自作自演と示唆している。