ロシアのLNG輸出、今後4年の停滞想定 経済省の悲観シナリオ

Reuters

発行済 2024年04月25日 11:21

Darya Korsunskaya

[ロンドン 24日 ロイター] - ロシア経済発展省が向こう4年間の液化天然ガス(LNG)輸出の見通しをまとめ、悲観的なシナリオでは輸出量の停滞を想定していることが分かった。欧米諸国による対ロシア制裁がエネルギー計画に影響を与えている様子がうかがえる。

ロイターが見通しの文書を確認した。経済省はLNG輸出について3つのシナリオを作成。このうち「慎重」シナリオと「ストレス」シナリオは、2025―27年の輸出が毎年3860万トンと横ばいで推移すると想定している。ストレスシナリオは公開されていない。

最も楽観的な「標準的」シナリオは、2023年の3330万トンが27年に5660万トンに増えると予想している。