[ロンドン 26日 ロイター] - 教育大手ピアソン (L:PSON)のジョン・ファロン最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校措置で数百万人の児童が自宅でのオンライン学習に入ったことで、同社のプラットフォーム利用が急増し、オンライン学習需要が「爆発」していると述べた。
同社は一部のプログラムを無償提供しているほか、その他のプログラムを教員や保護者、学生の補習支援用に拡大している。
ファロンCEOはロイターとのインタビューで、教員がオンラインで授業をできるよう訓練教材を導入したほか、学校・学生向けデジタルコンテンツや学習プラットフォームを始動したと述べた。
同CEOは、「デジタル教材需要が大幅に増加している。世界の当社プラットフォーム全体で利用が400%増加し、日々需要が伸びている」と語った。
ピアソンは、世界70カ国で教科書や評価およびデジタルサービスを提供。新型コロナの被害が深刻なイタリアでは、オンライン学習で学ぶ教員が2万4000人増えたほか、50万人の新たな学習者を獲得したという。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200327T064736+0000