マレーシア医療手袋大手、世界的な「コロナ需要」で深刻な人手不足

Reuters

発行済 2020年04月02日 14:53

[クアラルンプール 1日 ロイター] - 世界最大の医療用手袋メーカーであるマレーシアのトップ・グローブ・コープ (KL:TPGC)が、深刻な人手不足に苦慮している。米国などで新型コロナウイルスの感染が拡大して医療用防護用品が不足し、需要が大幅に増加しているためだ。

同社は1日、ここ数週間で注文が2倍となっており、最大700人を早急に採用する必要があるとロイターに明かした。

同社はすでに、増大する需要に対応しきれないと表明している。また、採用が思うように進まなければ、生産ラインの迅速な増強も一段と困難になる恐れがあるとしている。

1カ月余りにわたるマレーシアの封鎖で、最大の人材供給源のネパールなどからの入国が難しくなっていることも採用の妨げとなっている。