独経済、新型コロナで金融危機時超えるマイナス成長も=経済相

Reuters

発行済 2020年04月03日 02:44

[ベルリン 2日 ロイター] - ドイツのアルトマイヤー経済相は2日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ドイツ経済は今年は2008─09年の世界的な金融危機時よりも大きく縮小する恐れがあるとの見解を示した。

アルトマイヤー経済相は、独経済は新型ウイルス抑制策導入前の1─2月は良好に推移していたが、3月に導入されたこうした措置の影響は4月に大きく表れ、5月に最も大きくなると予想。「上半期中に単月の経済成長率がマイナス8%を超えることもあると予想している」と述べた。

その上で「こうした落ち込みは08─09年の世界的な金融危機時と同等か、それ以上に厳しいものになる恐れがある」とし、「このことは独経済が今年、09年以来初めてリセッション(景気後退)に陥る可能性があることを示唆している」と述べた。