アマゾン、新型コロナで従業員の管理体制強化 社会的距離監視へ

Reuters

発行済 2020年04月04日 09:35

更新済 2020年04月04日 13:36

[2日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム (O:AMZN)は新型コロナウイルス感染拡大に伴う安全対策として、米・欧州の全倉庫と傘下ホールフーズ店舗で従業員の体温測定を実施し、マスクを配布する計画を明らかにした。

マスクの配布はすでに開始しており、来週初めまでに全ての倉庫や店舗に装備される。体温測定は毎日、従業員の出社時に実施され、38度以上の熱がある従業員は帰宅させる。すでに米シアトルの本社とニューヨークでは1日に10万人超の測定を行っているという。

さらに、機械学習ソフトを利用し、従業員がシフト中にソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)を維持しているかを防犯カメラで監視する方針も明らかにした。

データによると、アマゾンは米・欧州で700超の流通施設を展開する。北米・欧州のホールフーズ店舗は508店舗。