米億万長者の資産、新型コロナ危機下で10%増加=調査

Reuters

発行済 2020年04月24日 01:36

[23日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム (O:AMZN)創業者のジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)やテスラ (O:TSLA)のイーロン・マスクCEOなど米国の億万長者(ビリオネア)の資産合計が、新型コロナウイルス危機下でおよそ10%増加したことが、米シンクタンクの政策研究所(IPS)の調査で明らかになった。

米経済はリセッション(景気後退)に直面しているが、ビデオ会議の急増などを背景にビデオ会議システムを手掛ける米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ (O:ZM)などの株価が急騰。これが億万長者の資産拡大に寄与している。

一方で、米新規失業保険申請件数は過去5週間で約2650万件に上っており、調査の共著者であるチャック・コリンズ氏は「非常に不平等な犠牲を伴っている」と述べた。